野手に"良初期値"はあるか
つい最近「野手の初期値の合計は変わらないからどんな初期値でも一緒でしょ?」って友人が言ってたので書こうと思いました。
たしかに野手の初期値は全部合計するとある一定値になります。
だからといって本当にどんな初期値でも変わらないのでしょうか?
良い初期値だって存在するのでは?
今回はそんな事を考えるエントリになります。
結論だけ知りたいって方はページをスクロールして「5.まとめ」までお飛びください。
1.野手の初期値の仕組み
まずは野手初期値の仕組みから。
野手の初期値は、各能力に15~35の数値が、合計150になるように振られます。左打ちの場合はそこからミートパワーが-3ずつされるので144、両打ちだと-4ずつされるので142となります。
弾道は1,2のどちらかで、これは他の初期値には左右されません。*1
2.良い初期値とは
どんな初期値が良いかは目標とする能力やデッキにもよるので、ここではオールEにするのに経験点が少なくて済む基礎能力とします。
まず、バランス型のオール25から見てみます。
この選手がオールEになるのに必要な経験点をシミュレーターで計算します。
合計で1075点と表示されました。
次に、極端に偏った基礎値にしてみます。
960点。先ほどよりも100点以上少なくて済みます。
初期値が腦筋タイプの場合はどうでしょう。
900点。さらに安くなりました。
3.初期値によって何故必要経験点がかわるの?
バランス型の選手をオールEにする場合、残り必要な経験点は下図のようになっています。
能力を1上げるのに必要な経験点は、30~40区間が最も多く、バランス型ではこの部分をフルに使ってしまっています。
能力が偏っている場合、30~40区間は少なくなり、逆に経験点が少なくて済む15~20区間が増えます。そのため総経験点は少なくて済むのです。
また、能力を1上げるのに必要な経験点は、各能力毎に違います。大体以下のような関係になっています。
ミート=パワー>走力>肩力=守備>捕球
そのため、最初からミートパワー走力が高い初期値の方が総経験点は少なくなります。
4.上位数%の良初期値を求めて
初期値の組み合わせは全部で2,248,575通りあり、オールEになるまでに必要な経験点は初期値によって900~1110と結構差がでます。分布は以下の通りになります。
育成シミュレーターでオールEになるまでに必要な経験点を調べてみて、1000以下になったらかなり良初期値と思っていいでしょう。(ランダムでやってみると滅多に出ません)
5.まとめ
一目で良初期値を見極めるには、以下の二つを意識してみましょう。
・数値が極端に分かれていること(FFFGGGみたいな初期値)。
・ミート、パワー、走力が高いこと。
つまりはこれ↓が最強の初期値*2